すべての窓はオール樹脂サッシが標準仕様ですか?

高気密・高断熱

2024.04.28 2024.04.21

日本の建築市場において、サッシ(窓枠)は住宅の性能に大きな影響を与える重要な要素です。現在はアルミサッシが広く使用されていますが、近年ではアルミと樹脂のハイブリッド型サッシも注目を集めています。しかし高性能住宅の実現にはオール樹脂サッシの採用が必須です。

サッシは国際基準のオール樹脂サッシを採用することが必須

この記事では、アルミサッシ、ハイブリッドサッシ、そしてオール樹脂サッシの特性を比較し、適切なサッシ選びのポイントを解説します。

日本のサッシ選び
アルミサッシとオール樹脂サッシの比較

アルミサッシの利点と課題

アルミサッシはその耐久性とコストパフォーマンスから多くの日本の家庭に採用されています。しかし、アルミの熱伝導率が高いため、冬場の結露や夏場の室内温度上昇が問題となります。これらは、断熱性やエネルギー効率に直接影響を与え、居住者の快適性を損なう可能性があります。

ハイブリッドサッシの現実

アルミと樹脂を組み合わせたハイブリッドサッシは、アルミサッシの持つ強度と、樹脂の優れた断熱性を兼ね備えているとされています。メーカーはこれを最適な解決策として推奨していますが、実際にはアルミと樹脂の接合部での結露発生や、長期的な耐久性に課題があることが指摘されています。特に、接合部の劣化が進むと、その性能は著しく低下する可能性があります。

オール樹脂サッシの利点

一方、オール樹脂サッシは、熱伝導率が非常に低いため、結露のリスクを大幅に減少させ、高い断熱性を実現します。これにより、エネルギーコストの削減だけでなく、一年中快適な室内環境を保つことができます。また、樹脂素材は腐食に強く、塩害の問題が多い沿岸部や厳しい気候条件下でもその性能を長期間維持します。

サッシ選びで考慮すべき点

サッシを選ぶ際には、以下の点を考慮することが重要です。

1.断熱性とエネルギー効率

サッシの断熱性能は、冷暖房コストに直接影響します。高断熱性のサッシを選ぶことで、エネルギーコストを削減し、エコフレンドリーな住環境を実現できます。

2.耐久性とメンテナンス

耐久性が高いサッシは、長期間にわたってその性能を保ち、定期的な交換やメンテナンスの手間とコストを削減します。

3.環境への影響

サッシの材料と製造プロセスが環境に与える影響も重要な選択基準です。環境負荷の低い材料を選ぶことで、持続可能な建築を推進できます。

結論

適切なサッシの選択は、住宅の快適性、エネルギー効率、そして環境への影響を大きく左右します。オール樹脂サッシはその多くの利点から、高性能住宅の新築を検討している方にとって、ベストな選択肢と言えるでしょう。

最終的には、個々のニーズと環境条件を考慮した上で、最も適したサッシを選ぶことが、長期的な満足につながります。

シン静鉄ホームズはオール樹脂サッシを標準採用しています。

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