2×4って地震に強いって聞きますがどうしてですか?

軸組み工法では基本構造となる柱や梁によって支えるのに対し、ツーバイフォー工法は、壁4面、床1面、天井1面の計6面で一つの空間を構成し、各面は構造用面材が緊結されて一体化されたパネルとなります。こうした構成は「ダイヤフラム」といい、高い剛性を発揮。その頑丈な6面体を組み合わせて建物を構成します。特に注目すべきは床が一体化されたパネルになっている点です。地震の横揺れや台風の強風は水平方向に力が加わります。この水平力をパネルが分散させるため、力が一ヶ所に集中することがなくなるのです。壁が丈夫でも、床面に剛がなければ建物は総体として耐震性能が高くならないのです。6面体構造の躯体が完成すると、建物全体がどの方向から外力が加わっても、その力を分散してしまう一体化構造(モノコック構造)となります。 

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