こんにちは、企画室の大石です。
もうすぐ3月11日。
昨年の東日本大震災から丸一年が経とうとしています。
この一年は、今まで以上にたくさんのことを考え、たくさんの気持ちと向き合ってきた気がします。
上手に言えないのですが。
震災があってから起こった様々な問題はいまだ解決していないものもたくさんあります。
でも、少しずつ、日本が一年前よりももっともっと元気になると信じています。
そして私自身も一人の日本人としてできることをやっていきたいと、改めて感じています。
最近になってのことですが、あるボランティア活動を知り、ちょっとずつですが活動に参加しています。
津波で傷んでしまった写真の修復をするという活動です。
津波でお住まいを失ってしまった方が多くいらっしゃいます。
そして、大切な思い出も失ってしまっています。
そんな、海水や泥で汚れてしまい、写真自体を元の状態に戻すのが不可能なものを、
データ上で修復するという活動です。
写真の修復には、ある専用のソフトを使うのですが、
私は毎日仕事でそのソフトを使っているのです。
「この活動なら私も人の役に立つことができる!」
そう思い、すぐに参加希望のメールを送りました。
普段の業務のおかげでこの活動に参加することができました。
日常の業務では、建物のまわりの電線を消したり、写真上で不必要なものを消したりする加工をしています。
そんな技術を応用して、海水で濡れてしまった部分を元の状態のようにしたり、絵が消えてしまった部分に色をのせていったりしています。
少しずつですが、夜寝る前にその作業を行うのが最近の私の日課です。
私は普段から写真を撮ることが趣味で、たくさんの思い出写真があります。
その写真を見返すことで、懐かしんだり、昔の自分を思い出してまた頑張ろうって思ったり。
だからこそ、この活動に参加したいと強く思いました。
修復をする写真は被災地のみなさんの思い出の写真ばかりです。
この活動を通して、少しでも被災地の方が元気になってくれたらこんなにうれしいことはありません。
なかなか現地に行ってボランティア活動を行うことはできませんが、
遠くからでも、東北のみなさんの役に立てることができればと思います。
もうすぐ春。
また今年も満開の桜が日本中に咲き誇りますように。
それではまたです!